「 いやあ〜 映画って本当に素晴らしいですね。さいならさいならさいなら。」  まだ工事中!!

                        


<最近観たもの>




  「マザーウォーター」 川が流れ、懐かしい匂いのする街。そんな街でウィスキーしか置いてないBARを営むセツコ。 
                美味しい珈琲をいれるカフェ店主タカコ。 豆腐を売るハツミ。 「水」に関する仕事につく女性たちとかかわる街の古い銭湯主人とその
                赤ちゃんや不思議なおばあさん。 一番感じたことは”丁寧な所作””丁寧な暮らし”。 
                人生も暮らしも、とどまっていはいない。水のようにさらさらと流れてゆく。きれいに流れていこう。そう物語っているような映画でした。



  「プリンセストヨトミ」 大阪夏の陣で豊臣家は全滅したはずだが、ひっそりと秀吉の末裔が心ある大阪人たちによって守られていた。
              国の会計検査院がそれをかぎつけ違法な出費にメスを入れようとするが、大阪の男達が一斉に立ち上がる・・・あり得ない話だが
              なぜか胸がジンとした。  俳優たちの演技が素晴らしかった。特に中井貴一。大阪国総理大臣は彼しか考えられない。
              鬼の松平も堤真一がはまり役だったし、綾瀬はるかは結構笑わせてくれたし、岡田将生もいい味出してたし、笹野高史も子役もなりきっていた。
              原作の万城目学さんや大阪府庁、大阪府警も全面協力で作られた映画。大阪人にぜひ観て欲しい。


  「しゃべれどもしゃべれども」 東京・下町。うだつの上がらない落語家・三つ葉(国分太一)は、ひょんなことから落語教室を開くことになる。
             生徒は、美人だが無愛想で口の悪い五月、口は達者だが関西弁のためクラスになじめない少年・村林、そして、元野球選手の湯河原。
             落語の世界に引き込まれてゆく。大阪から引越してきた少年がめっちゃ面白い。 ほんのりと恋の後味も。 
              朝顔市や縁側など、東京の下町の風情がよく出ている。渋い良い映画でした。



  「天国はまだ遠く」 天橋立の古びた民宿たむらを営む田村(チュートリアル徳井)と、自殺に失敗した千鶴(加藤ローサ)の数日間の物語。
                  田村もまた過去を持っている。
               宮津の美しい景色の中で田村の不器用な温かさ、近所の人たちと暮らすうちに少しずつ癒されて生きる力を取り戻していくゆく千鶴。
               徳井の関西弁やたむらの美味しそうな朝ご飯など、観ているこちらも癒されるとても不思議な水彩画のような映画でした。



  「武士の家計簿」 主人公(堺雅人)は家業のそろばんの腕を磨き、才能を買われて出世する。だが藩の財政が突然逼迫し、
                  家財道具を売り払い、徹底的な倹約生活を強いられる。
                 この映画の心地良さは「一本筋の通った男」の心意気、そして、「そろばんの音」だ。
                 大部屋で武士100人ほどが一斉にそろばんをはじく音と姿は圧巻。父役の中村雅俊もいい味を出している。ほのぼのヒューマン時代劇。



  「あしたのジョー」 伝説になっている「あしたのジョー」。実写化は疑問視されていたが、想像を裏切り、見事にジョーの世界を実写で再現していた。
                  ジョー役の山下智久も力石役の伊勢谷さんも過酷なトレーニングと減量を数ヶ月続けて
                  体脂肪一ケタという見事な肉体改造を行い臨んだ映画。ボクシングファンの香川照之演じる丹下段平はソックリ(笑)。
                  壮絶な打ち合いは圧倒されました。   原作者のちばてつやも感動した昭和40年代のドヤ街の完全再現にも感動。



  「牛の鈴音  韓国の農村で暮らす老夫婦と一頭の牛のドキュメント。ナレーションもなにもない静かな映画。
               牛はもう40年も生きて足をひきずったおじいさんを助けている。でももうすぐ寿命が尽きる。
               日本に似た農村の風景。重労働。笑顔。愛嬌たっぷりの文句。おじいさんの棒のような足。牛への愛情。
               真実の映像がこころの一番やわらかいところを突きました。 様々な思いが溢れて。こんなに泣いた映画は過去にない。
               


 「湯の里ひじおり」 山形県・肘折温泉。千年以上の歴史を持つ湯治場。農閑期のじいちゃんばあちゃんがここで体を休める。
                 百年以上の歴史を持つ肘折小中学校が閉鎖になるまでの1年をカメラは丁寧に追っています。
                 温泉場を支える人々の温かさ、都会ではなくなってしまった人々のつながりと神事。年寄りの笑顔。
                 こころが湯につかっているようにぽかぽかと温かくなりました。 ここでしばらく湯治がしたくなりました。



 「ハゲタカ」 映画館で8回観た。 日本の素晴らしい技術が中国に買い叩かれる。それを阻止すべく日本に再び舞い戻った
            白いハゲタカ鷲津。 中国政府に遣われ祖国日本を買い叩くために舞い降りた紅いハゲタカ、リュウ・イーファ。 団魂の世代、芝野。

         ただの経済映画ではなく、これはとても人間臭い映画。 人の強さ、弱さ、脆さ、どうしようもないコンプレックスなどを描いている。
            そしてラストは・・・人間的な温かい涙。 撮影されたのがちょうど「派遣切り」が騒がれていた頃。この映画では世界情勢や国内経済、
            雇用問題など、現実的な問題も数々出てくる。 「正義とは何か」「働くとは?」なども問いかける。 現在NO.1の映画です・



 「ホノカアボーイ」  日本人の一人の青年がハワイ島の古い町、ホノカアに滞在し、その町に住む様々な個性溢れる人々とのふれあいを
                 通して、ハワイの温かい「アロハ(愛)」や「マナ(神様)」などを体感してゆく。 高山なおみさんの料理も素晴らしい。
                 倍賞千恵子や喜味こいしや庄司歌江の可愛いこと!! 年を取るって悪くない、そう思わせてくれる。


  「earth」      今、地球で起こっていること。 それは残酷なこともあり、芸術的なこともあり、神の手法としか思えないこともあり・・・。
                今撮影しておかないと20年後には観られないかもしれないものたちが映像の中で踊る。
                温暖化や環境破壊によってこれらの美しいものたち、健気なものたちが消えてゆくこと。 22世紀23世紀に残す映像だ。



  「おとなり」」   隣から聴こえてくる「珈琲豆を挽く音」や「フランス語のテープの音」や「じゅうじゅう焼く音」や「鼻歌」や。
               ときにはそれが温かい生活のホッとした気持ちにさせてくれる。 音はこころを変える。
               隣同士に住む男女が織り成すラブストーリー。 大好きな女優、麻生久美子さんがとてもいい空気をかもし出しています。



 <昔観たもの>

 「 東京日和 」 中山美穂のきれいなこと。柳川から戻ってすぐに映画を観たので感動。竹中直人の少し変わった妻を見る優しい眼もいい。
               二人で夜散歩の途中で雨の中踊るシーンが好き。ガスメーターの名前を見つけたときは涙。映画全体の空気が大好きです。



 「 こころの湯 」 4回観た。中国映画。北京の下町の銭湯が舞台。日本でもそうだが「古き良きもの」がどんどん切り捨てられる時代。
                こおろぎ相撲や人々の人情や祭りや・・どんどん取り壊されてゆく。笑顔がなくなってゆく。泣いたなあ。

            オリンピックが決まって北京の下町は姿を消した。この映画はそんな下町の何気ない日常を温かく描いています。


 「 男が女を愛するとき 」 パイロットの夫はハンサムで凛々しく、人間的にも素敵な男。そんな夫から愛されているはずの妻。
                      夫に「こんなに僕は君を愛しているんだ」とどれだけ言われても、
「それは幻想。私は愛されるに値しない
                      ダメな人間なんだ」とアルコール中毒に陥ってゆく妻。愛されれば愛されるほど自己嫌悪で落ちてゆく。
                      彼女の気持ちが同じ女性として痛いほどわかった。 でもね・・・ラストに必ず力をもらうよ!!



 「おばあちゃんの家」  
都会育ちのテレビゲーム大好き少年が、母親の都合で一人田舎のおばあちゃんちに置き去りにされる。
                    おばあちゃんは耳が聞こえずしゃべれない。 ひどい態度ばかりとっていた少年が質素な暮らしとおばあちゃんの
                    あたたかい心によって、様々なことに気づかされてゆく。そして最後には・・。 大切なことを教えられました。



「 アポロ13 」 大阪人はこれを「アポロ十三(じゅうそう)」と読む。
               アポロ計画唯一の失敗の13号。しかし「最高に名誉ある失敗」と言われているとおり、
                    全世界が見守る中
助かるはずのない難関をいくつもいくつもクリアーして地球に生還した
                    3人とNASAの男の友情と家族の愛。ラストは涙ボロボロ。危機に直面したとき命を救うのは何なのか。



 「 世界の涯て 」 韓国映画。不治の病におかされた女性が一抹の希望を「世界の涯て」に求める。そして生きている間に最後の恋をした。
                 ケリー・チャンがものすごく綺麗で、その表情の哀しさといったら・・。 せつない余韻の残る映画でした。



 「 月のひつじ 」 アポロ11号が初めて月面に着陸した瞬間を全世界に放映できたのは、オーストラリアの
                ほんとに小さな町の「電波望遠鏡施設」のおかげだったことはあまり知られていない。 そのドキュメント的な映画。
                町で起こる大騒動。ハプニング。嵐。そしてかけがえのない友情。放映できたのは実は奇跡だったんだ・・。



 「 陽のあたる教室 」 音楽の先生が主人公。耳の聞こえない息子を持つ父でもあり、そのことで苦悩しながらも、
                    ずば抜けた才能を持つ女生徒への密かな淡い恋を持
つ。 
                    心優しく、あたたかく、「こんな先生に教えてもらいたいな」と思う。 ヒューマニズムあふれる映画。



 「 白い嵐 」 初めての長期の航海実習に出た先生と生徒たち。 反発ばかりしていた生徒たちが、様々な経験によって
             船の上で少しずつたくましくなってゆく。
             そして・・・突然に彼らを襲うホワイトスコール。 哀しい運命の果に彼らを待ち受けているものは・・・。



 「 ニモ 」  ハワイのヒーラーたちが参加して作られた映画だけあって、たくさんの素晴らしい「メッセージ」が隠されている。
            ハワイ島でロミの先生に「日本に帰ったらぜひニモを見なさい」と言われた帰りの国際線の中で
            上映映画が急に変更されて、なんと「ニモ」が上映。鳥肌がたちました。
         本当にたくさんの教え。大切なこと。心の栄養がたっくさん詰まった映画です。道に迷ったときに。もうダメだと思ったときに。



 「 時雨の記 」 ただの不倫の映画も、吉永小百合に演じさせたらこんなにもせつなく美しく哀しい・・。本当に静かな美しい映画。
               京都と鎌倉と着物と花が好きな人は必見。ふたつの町の景色が見事に描かれている。
               一人で見に行って泣きすぎてそのあとの予定をキャンセル。日本らしい美しいストーリー。



 「 珈琲物語 」 東京の小さなアパートに住むライターの女性(ヒトトヨウ)と、彼女を静かに見つめる古本屋の男性(浅野忠信)。
               なーんの盛り上がりもドラマチックなことも起こらない。ただ、いかにも東京らしいにおいのする映像の中で
              二人の日常が淡々と描かれている。ほんとうに静かな映画。浅野忠信に一瞬恋をしてしまった・・。
               いいなあ、ああいうにおいの男性。 美味しい珈琲も飲みたくなった。



 「 ライフ・イズ・ビューティフル 」  5回観た。ユダヤ人迫害・・という背景はとっても暗く重い映画なのに、さすがはイタリア映画。
              どれだけ笑いこけたか。主人公の男性は、ユーモアとウィットによって、愛する女性を得、息子の命も守る。
              笑い転げてそして泣きじゃくった映画。 最後にお父さんの約束どおり戦車がやってきたときの男の子の真ん丸な目!
               映画館の中で拍手も起こった。一生忘れられない印象の強い映画。



 「 アメリ 」
 こちらは、さすがはフランス。おしゃれでウィットに富んでてウフフフっていう映画。
           アメリのいたずらが周りの人たちを次々と幸せにしてゆく。 ラストも「あーそーだったのか!」と驚きハッピーになって、
           映画を観ている私たちもアメリにしてやられる。アメリのお部屋のインテリアが素敵!
            ちなみに、アメリのお父さんの趣味「帰ったらカバンの中身を全部出してひとつずつまた入れてゆく」・・は
           実はわたしも。モンマルトルに行きたいと思った。